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【用語解説】機械・部品組立時の初期なじみ潤滑/機構・環境別の潤滑

機械・部品組立時の初期なじみ潤滑

初期なじみ(ならし運転)期間の潤滑は、機械加工直後の摩擦面のため、接触面凸部の凝着が多く、通常運転時より遥かに多くの摩耗を伴いながら摩擦面がしだいに塑性変形して平滑化(受圧面積が拡大化)されます。
部品寿命延長には、この期間の摩耗低減が重要ですが、摩擦面の平滑化時における摩擦・摩耗低減には素材自体の降伏応力を超える耐荷重性(焼付き防止性)を有する潤滑被膜が必要であり、オイル・グリースなどの流体被膜では対応できません。固体潤滑剤を高濃度に配合した当社焼付き防止用潤滑剤を活用すれば、摩擦面素材の降伏応力を超える耐荷重性(焼付き防止性)を有する被膜を形成可能であり、また摩擦面のせん断力を低下させることで摩耗粉の成長を防止する効果もあります。