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【用語解説】グリースの潤滑機構とオイル潤滑との比較/グリースについて

グリースの潤滑機構

【潤滑機構(転がり軸受の場合)】

軸受 停止 回転 再停止
増ちょう剤 網目構造 流動 再結合
グリースの状態
解説 グリースは軸受内部に付着し、静止(ゲル)状態。
増ちょう剤 
グリースはせん断力を受け、流動(ゾル)化し、潤滑する。 グリースはもとの固さに復元し、軸受内部に付着(ゲル化)。

グリースとオイル潤滑との比較

利点 給油量 潤滑箇所に対して使用する絶対量が少ない。
給油間隔 給油サイクルが長い。
密封装置 密封装置は単純なものでよい。
漏れ 滴下や飛散が少ない。
シール効果 異物混入を防止できる。
防錆効果 休止期間中でも防錆効果を発揮する。
欠点 回転速度 高速回転での使用が困難。
回転抵抗 回転抵抗が大きい。
冷却効果 冷却効果はオイルより小さい。