トップ > 潤滑剤 Q&A >シェル4球融着荷重、曽田式4球耐荷重能

【用語解説】シェル4球融着荷重、曽田式4球耐荷重能/潤滑試験・規格

シェル4球融着荷重(ASTM D 2596)、曽田式4球耐荷重能(JIS K 2220)

潤滑剤の焼付き防止性の目安となる数値です。値が大きくなるにつれて焼付き防止性が高い潤滑剤となります。各試験とも原理はほぼ同じです。試験用鋼球を試料容器及び縦軸に固定。試料容器に潤滑剤を満たし、縦軸を回転せずに静止のままで試験油圧を負荷。各試験の規定の回転数で回転させ、規定時間内における焼付きの有無を調べます。

シェル4球耐荷重能試験 融着荷重(N):
1768rpm×10秒で試験。鋼球同士が融着して一体化した時の荷重を示す。

曽田式4球耐荷重能試験(MPa):
768rpm×1分で試験。焼付きが起きる直前の荷重(合格限界荷重)を耐荷重能とする。