潤滑コーティング 「ドライフィルム」 が部品摺動面の低摩擦性/耐摩耗性を向上。
ドライフィルムは様々なコーティング加工の中でも処理が容易で潤滑性に大変優れています。また目的別に製品ラインナップが豊富で、膜厚の自由度も高く、様々なニーズに対応可能なコーティング加工です。
項目 | ドライフィルム | メッキ | DLC |
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処理方法 | 塗装 | 液相 コーティング |
蒸着 |
処理温度 | 常温~250℃ | 70~100℃ (200~400℃) |
100~200℃ |
硬さ (ビッカース硬度) |
軟らかい (Hv10~30) |
普通 (Hv500~800) |
硬い (Hv2,000以上) |
摩擦係数 | 低い | 高い | 低い |
膜厚管理 | 5~30μm ±5μm |
1~25μm ±1μm |
0.5~1.5μm ±0.5μm |
目安であり、異なる場合もあります。
【メッキとの潤滑性の比較(ピンオンディスク試験)】
試験試料 | ドライフィルム (モリドライ1900) |
錫(Sn)メッキ | Ni-P+PTFE 共析メッキ |
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試験後の外観 | ![]() |
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終了直前の 摩擦係数 |
0.02 | 0.11 | 0.04 |
摩耗量 | 4μm | 焼付き(7分未満) | 素材まで到達 |