潤滑コーティング 「ドライフィルム」 が部品摺動面の低摩擦性/耐摩耗性を向上。
耐熱性・耐荷重性に優れた乾性潤滑被膜は、部品の焼付き防止、低摩擦性・耐摩耗性向上に最適です。
高面圧下の焼付き防止に。
■ドライフィルムの耐荷重性
一般のオイルやグリースよりも優れた耐荷重性を有するため、高面圧下の摺動部の焼付き防止に最適です。
また摩耗や焼付きの発生しやすい初期なじみ潤滑でも、理想的な当たり面が得られ、部品寿命延長に効果的です。
部品の耐摩耗性や低摩擦性の向上に。
■ドライフィルム併用による潤滑効果
オイルなどで潤滑している箇所でも熱や荷重により粘度低下や蒸発、油膜破断で摩耗が発生します。また往復動部は起動/停止時の油膜形成が困難です。
ドライフィルムは、このようなオイルでは防げない摩耗を防止するため、更なる省エネ化や部品寿命延長、摩擦係数の安定化などに効果的です。
オイルが使用できない箇所や特殊環境下の潤滑に
【オイル等の使用を避けたい箇所】
乾性潤滑のため、油の飛散・垂れ落ち・滲み出しを嫌う箇所の潤滑やゴミ等の付着防止、離型などにも使用できます。摩擦熱の影響を受けにくい低速・軽荷重の摺動部であれば、永久潤滑も可能でメンテナンスフリー化も期待できます。
【オイル等が使用できない特殊環境下】
オイル潤滑が不可能な300℃以上の高温下や−100℃以下の低温下の潤滑、またオイルの蒸発(発塵)が問題となる真空・クリーン環境中※の潤滑にも効果が期待できます。
※摩耗粉の発生は懸念されるため、使用にあたっては潤滑箇所の密封機構を含めて考慮することが必要です。