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【工業用】ドライ潤滑

ドライフィルム 固体潤滑剤配合の乾性潤滑被膜

乾性被膜潤滑剤

潤滑コーティング 「ドライフィルム」 が部品摺動面の低摩擦性/耐摩耗性を向上。

  • 二硫化モリブデン/PTFE/グラファイトなどの固体潤滑剤を樹脂に配合した乾性被膜潤滑剤。塗料同様、常温または加熱乾燥させて潤滑塗膜を形成。
  • 金属、プラスチック、ゴムなど様々な部材に適用可能。
  • 初期なじみ性/耐摩耗性/低摩擦性/非粘着性の向上、またオイル等の通常の潤滑剤が対応できない箇所やそれらとの相乗効果を期待する場合に最適。

4. 他のコーティング(メッキ、DLC)との比較

ドライフィルムは様々なコーティング加工の中でも処理が容易で潤滑性に大変優れています。また目的別に製品ラインナップが豊富で、膜厚の自由度も高く、様々なニーズに対応可能なコーティング加工です。

項目 ドライフィルム メッキ DLC
処理方法 塗装 液相
コーティング
蒸着
処理温度 常温~250℃ 70~100℃
(200~400℃)
100~200℃
硬さ
(ビッカース硬度)
軟らかい
(Hv10~30)
普通
(Hv500~800)
硬い
(Hv2,000以上)
摩擦係数 低い 高い 低い
膜厚管理 5~30μm
±5μm
1~25μm
±1μm
0.5~1.5μm
±0.5μm

目安であり、異なる場合もあります。

【メッキとの潤滑性の比較(ピンオンディスク試験)】

メッキとの潤滑性の比較(ピンオンディスク試験)
  • ピン:Fe材(S45C)#1,200研磨
  • ディスク:Al材(AC8A)クロム酸処理(下地処理)
  • 回転数:2,865rpm
  • 面圧:300kgf/cm2
  • 使用オイル:PAG系合成油
  • 試験時間:120分(μ=0.3でリミッター作動)
試験試料 ドライフィルム
(モリドライ1900)
錫(Sn)メッキ Ni-P+PTFE
共析メッキ
試験後の外観 画像 画像 画像
終了直前の
摩擦係数
0.02 0.11 0.04
摩耗量 4μm 焼付き(7分未満) 素材まで到達