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【工業用】ドライ潤滑

ドライフィルム 固体潤滑剤配合の乾性潤滑被膜

乾性被膜潤滑剤

潤滑コーティング 「ドライフィルム」 が部品摺動面の低摩擦性/耐摩耗性を向上。

  • 二硫化モリブデン/PTFE/グラファイトなどの固体潤滑剤を樹脂に配合した乾性被膜潤滑剤。塗料同様、常温または加熱乾燥させて潤滑塗膜を形成。
  • 金属、プラスチック、ゴムなど様々な部材に適用可能。
  • 初期なじみ性/耐摩耗性/低摩擦性/非粘着性の向上、またオイル等の通常の潤滑剤が対応できない箇所やそれらとの相乗効果を期待する場合に最適。

1.特長

固体潤滑剤を樹脂に配合した塗料で、自己摩滅型のドライ被膜を形成します。

構成成分 特長
樹脂
(バインダー)
摺動面に固体潤滑剤を定着。(ポリアミドイミド樹脂・エポキシ樹脂・アクリル系樹脂 他)
固体潤滑剤 二硫化モリブデン・PTFE・グラファイト 他
各種添加剤 潤滑効果以外の付加機能に応じて使用。(防錆剤・フィラー 他)
基溶剤 バインダーや加工方法、環境等に応じて使用。(酢酸エチル・キシレン・MEK・NMP・DMF 等)
【ドライフィルム断面イメージ】 ドライフィルム断面イメージ

②耐熱・耐荷重性に優れるドライ被膜は、オイルでは防げない摩耗も防止します。

タイプ 潤滑機構 摩擦係数 冷却効果 耐荷重性 耐熱性 真空環境
オイル
潤滑
摩擦面にオイルを媒介させ、摩擦面同士の接触割合を下げる(流体潤滑)。
オイル潤滑
10−2

10−4程度
優れる 流体のため乏しい。 200~250℃が限界。 オイルの蒸発が懸念される。
ドライ
フィルム
摩擦面にせん断力の低い被膜を形成し、摩擦面自体のせん断力を下げる。
ドライフィルム
10−1

10−2程度
乏しい 固体潤滑剤の種類により摩擦面素材の降伏応力を超える耐荷重性を有する被膜も形成可能。 配合成分により300~500℃ぐらいまで潤滑性を維持。 一般に固体であるため蒸発もなく、潤滑が可能。

それぞれ単体使用した場合の比較、目安であり異なる場合もあります。